~ 癒しの渓から3週連続山毛欅の森を彷徨う ~
【 日 付 】 '13/6/16
【 山 域 】 水舟谷からノロ尾の高
【 天 候 】 曇りのち晴れ
【コースタイム】
P7:35-二股8:10-ca650二股10:00-ca850二股11:33-ノロ尾の高12:00/13:40
-近江坂新庄分岐14:45-茶屋谷15:44-p16:30
3週連続の湖西となった。
きょうは登山口も道程も一部県境稜線以外は福井県なので「野坂」と言うべきか。
能登又林道へ入るのは、7年前、大日から近道をと考え地形図の点線ルートを下り、相棒が手首を骨折したあのとき以来だ。
この大日から東方向のルートは、たぶん廃道となっていて当時は北東方向の大日開拓地への巡視路がよく歩かれていたのは
わかっていたが、横着に近道した報いだった。
この点線ルートの情景は相棒がズリ落ちて骨折した周辺以外ほとんど覚えていないが、茗荷谷に沿っていたようだ。
こんなことを書いていて突如として思い出したが、Qちゃんがコンバットルートとしてrepしてもいた。
是非今年はこのコンバット骨折ルートいや茗荷谷を遡ってみたい。
さて、きょうはあくまで足慣らしである。
長年愛用したキャラバン渓流柳又のラバーソールがチビておまけに剥がれそうになっている。
そこで、紆余曲折の末ゲットしたのが「黒部アクア」
あの三浦氏に岩登りを指導した登山用具店「IとY」のY氏に頼んだが、メーカーが生産していないとのことで入手不可能。
これであきらめたら沢へ行けぬ、いろいろ当たったら東京の登山店に一足だけ在庫があったのだ。
5%引き送料無料で翌日には送ってきた。
で、今週は何が何でも渓を歩かなければならないのだ。
なかなか渓repに入らないのはいかんともしがたい理由がある。
いろいろ記録を当たっているとたまたま出てきたのが、誰とは決して言わないが、あのD氏の「D」repだったのだ。
2枚半ものrepで山行部分はほんの数行、このある意味「的を射たrep」のおかげでこれも誰とは言わないが、
Y氏のrepを引っ張り出すことができ、ようやく実行へと至ったのであった。
よほどの暇人に限るが、不肖Sのこのrepよりも
http://www.ejanaika.com/forum/14070.html#14070
http://www.ejanaika.com/forum/22715.html#22715
へ飛んでいただいた方が暇つぶし、いやいろいろと楽しめること請け合いです。
登山口の案内板横から川へ降り、正面から合わさる流れに入る。
谷自体は既に源流手前のひな壇状態と言った感じでしばらくは植林の中を行く。
二つ目の別れを右股、水舟谷に入る。左が白谷本流か?
谷の傾斜はそこそこあるが、滝と呼ぶほどの落差を持ったものは数少ない。
珍しく高度感(この谷にしてみれば)?のある滝が現れた。
よく見ると3段6~7m、つまり、1段2m前後だ。
ヌメッていて登りにくそうなので巻こうと思ったが、両岸立っていて巻くのも労多く危なっかしいので直登を試みた。
ヌメッた微妙なホールドで快適に・・・とは行かないがちょっぴり飛沫も浴びながら何とか登った。気持ちいい~。
しかし、我ながらぎこちなく、足慣らしとはいえ今シーズン先が思いやられる。
それにしても、この谷はサアグルミやとちの大木が次々と現れ、そのたびに低姿勢でカメラを縦位置に構えるのは
なかなかのアルバイトだ。
そうそう、このカメラ、LX7も沢デビューなのだ。
広角24ミリF1.4の明るさ、NDフィルター内蔵などうれしい性能だが腕が伴わない。
それに沢ではその取り扱いに気を遣う。
やがて、谷は傾斜をゆるめて草付きの斜面に山毛欅が現れ始めた。
低い草付きの間近の尾根上には巨岩と山毛欅の大木
枯れた谷の分岐には、草に覆われたまぁ~るい凹みの釜跡
溝に被さるカエデ系のグリーンシャワーを潜って行くとやっとレストラン「高」に辿りた。
予定より1時間余遅くなったが、店開きにはちょうどいい時間だ。
誰もいない山毛欅の広場は静かで落ち着けることこの上ない。
3週連続の山毛欅の森ランチを心行くまで堪能した。
笹原から草原となった稜線を経て近江坂の古道へ入る。
7年前にあった「新庄」との案内板は落ちてはいたが、ここから茶屋谷とハゲノ谷の間の尾根につけられた道型を辿る。
山日和さん矢問さんも書いておられるが、急斜面に立つ山毛欅の疎林が素晴らしい。
斜面がゆるみ、きょうの行程を反芻していると視界の端を黒いものが動いた。
右下方、ハゲノ谷への斜面だ。
大小二つの黒い影が斜面を登ってくる。
ピ~ゅっ 鹿の警戒音 いや鹿ではない 黒い 熊だ。
親子で斜面をゆっくり歩いている。幸いこちらには気づいてないようだ。
首からは笛をぶら下げている。吹くべきか・・・?
迷いながら手に取ったのはLX7、望遠は効かないが、歩く親子熊の遠景を切り取った。
ハゲノ谷へとゆっくり降りていく熊の親子を見送り、こちらもそそくさと茶屋谷へと辿り着き、あとは林道を駐車地へと急いだ。
SHIGEKI