おはようございます、山日和さん。
どこかで見たような気がする風景の場所に来た。右から土石流で埋まる谷が合流し、左にも支流
があるようだ。ここはひょっとして白谷の出合か。
白谷の穏やかな流れとゴルジュを形成して流れ込む右岸支流の交差点を十字峡と呼んでいた。
必ずここでひと息入れた心落ち着く出合の姿はどこにもなかった。「白谷」と赤ペンキで大書された
岩もない。上流を見るとここから先は元に戻るだろうと思っていた本流は水の流れすらない荒れ河原
が続くのみ。呆然とその場に立ち尽くした。
一体これはなんなのだろう。悪い夢でも見ているようだ。
なんだかな~。
今年は散々な沢登りシーズンの開幕ですね。
上流の大井谷へ入ってまず最初に歓迎してくれる又川大滝(実際は3mほどの小滝だがそう呼んで
いた)は影も形も無くなっていた。正確に言えば滝があった場所を通り過ぎたことすらわからなかっ
た。川床が2~3m上がってしまったようである。それでもしばらく進むと荒れ気味ながらも小滝
がいくつか現われ、いよいよかなという期待に胸が膨らんだ。
しかしそれも束の間、再び谷は土砂に埋め尽くされた。
伊勢から政所へ出稼ぎに行く人たちが通っていた道も完璧にアウトです。
長年使われていた場所がこんな大崩壊を起こすんだから、異常気象なんでしょうね。
この河原はどこまで続くのか。この土砂はどこから来たのか。その答えは静ヶ岳への直登谷出合
にあった。
これまでの荒れ河原とは異次元の空間が目の前に現われた。土砂は両岸に3~5mもの堤防を形作
っている。まるで賽ノ河原のような谷を進むと目に飛び込んだのは、右手の支流上部斜面の大崩壊
だった。斜面の崩壊と言うよりむしろ山が崩れていると言った方が当たっている。これが又川谷を埋
め尽くす土石流の供給源だったのか。
青川と同じく目途が立たない場所での大崩壊です。
この感じだと竜から静ヶ岳にかけて大量の雨が降ったようですね。
茨川林道は太夫谷の先(上流から見て)で大きく崩落しており車では通れない。入口にあった通行
止めの表示はこれのことか。重機が河原に降ろされ、復旧工事の真っ最中というところである。
30分弱の林道歩きで駐車地に帰着。先週の口直しのつもりが新たな絶望を生み出した一日だった。
さらば又川谷。そしてありがとう。もう訪れることはないだろう。悲しいけれど。
お疲れ様でした。
昔道も谷ごと消えてしまう時代なんですかね。
貴重な情報ありがとうございました。
わりばし