山日和さん、今晩は。
私は沢登りを始める前に、余呉トレイルとして秋と残雪期に二度下谷山へ行ってます。
久しぶりにトレイルマップを引っ張り出してきました。
長い人生、当たりもあれば大ハズレの時もあるものだ。期待が大きければ大きいほど外れた時の失望が大きいのが当然である。針川左俣。ずっと心に温めていた谷はまさにそんな谷だった。
おいしいものを最後の楽しみに取っておいたら、傷んでしまったのか激マズ・・・みたいな?(ちょっと違うかも)
中河内から菅並へ抜ける県道は、情報の通り大音波谷の手前でガッチリと施錠されていた。
この道の拡張工事ってのは、途中で切れたままどうなってるんでしょうね?
まあ、住民の実生活にはそんなには貢献しないような気もしますが・・・。
地形図では「針川」の表記はこの左俣に書かれているが、実質の本流は上谷山へ突き上げる右俣だろう。この左俣は下谷山と呼ばれているピークを源流としている。さしずめ、右俣が「上谷」で左俣が「下谷」というところだろうか。
私には針川から上谷山へとゆるやかに続く歩きやすそうな尾根が気になっています。
手倉分岐でみたアノ激やぶを、上谷山山頂から下りで攻略できないかと・・・。
両岸から支流が合する度に、もうそろそろと思うが、谷は一向に変化を見せず何ごとも起らない。
滝の定義を「2m以上の落差を持つ水流」とするならば、この谷にはたったひとつの滝すらないのだ。
レベルが全然違うと思いますが、沢を始めた昨年練習がてらに家の近くの短い谷を遡行してみたら、考えていたような滝が全然なくて、あ~そ~なのか、と学習しました。
目を瞠るような連瀑帯は期待していないが、トチやサワグルミ、ブナの樹林の下を気持ち良く遡行できるのではと思っていた。しかし現実は非情である。
これでもか~、の連続攻撃に山日和さんもたじたじですね。
ここまで来ると腹立たしいのを通り越して苦笑いするしかない。勝手な期待を抱いた自分が悪いだけなのである。
イヤ、別に山日和さんは悪くは無いでしょう。(^^ゞ
この3つの谷の源頭が絡み合う江越国境稜線は非常に複雑な地形を見せる。今詰め上げた鞍部を反対側に少し下るとそのまま栃ノ木峠への国境稜線に続いているのだ。
その左側は滋賀県側の大音波谷へ、右に落ちる谷は福井県側の日野川の支流だ。
今鞍部を越えてきたばかりなのに、目の前にまた鞍部と呼ぶのが憚られるほどの鞍部がある。
四月にここから上谷山を目指した時に、見えている上谷山への中央分水嶺ルートが複雑で困った覚えがあります。
風がそよそよと吹いて涼しく、木漏れ日がうれしいぐらいの気持ちのいいランチタイムだった。
ちなみにどのようなランチでしたか?
さしつかえなければ・・・。
この山頂そのものは潅木帯であまり魅力的ではないが、開けた南側からは遡って来た針川左俣の向こうに大黒、妙理、安蔵、横山といった湖北の山々の展望が得られた。
ここらへんでは、無雪期には眺望の取れる場所はごく限られてしまいますね。
余呉トレイルの一環としてYTCによる整備が入っているが、登山道しか歩いたことのない人にとっては道と呼べるレベルではない。整備以前から踏み跡はあったので、それに少し毛を生やしたぐらいのものだ。道整備もこの程度が好ましい。
若い木が多いものの、ブナの純林と呼べる森が続き、本日も終盤になってやっと気持ちが盛り上がって来た。
やっと少しだけでも溜飲を下げることが出来ましたね。確かに緑の季節はすばらしい尾根でした。
そしてここでワタシは、初めてのクマさんとの遭遇経験をしました・・・。
無理に付けたような道は急傾斜も多く、下りには不向きかもしれない。何度か滑って転倒してしまった。最後は道を外してしまい、少し下流側に着地したが、登山口からの傾斜を見れば似たり寄ったりだったかもしれない。
登りではさほどの苦労は無かったのですが、登山口そのものの場所が近くを三.四回うろうろしてやっと分かりました。
このYTCのルートより前述した巡視路からの南東尾根の方がはるかに優れていると思う。
尾根に乗るまでの巡視路はジグザクに付けられており、意外に楽に登れるし、何より尾根に乗ってからのブナ林の広がりが素晴らしいのだ。
大音波から下谷山、音波、栃ノ木峠の周回を目指すなら、少々遠回りになってもぜひこちらからのアプローチを試みてほしいものである。
トレイルマップには巡視路は申し訳程度に、入り口もわからないような登山道には太い赤の実線表示が使われていますね。