2013年6月8日(土) 曇り 鈴鹿 山秋谷~三池岳~天狗谷 沢登り
GT(♂)、兔夢
6:40 R421駐車地 → 6:55 山秋谷入渓 → 8:10 二つ目の二俣 → 9:30 稜線 → 9:40~11:30 三池岳山頂 → 天狗谷 → 13:10 最後の滝 → 14:10~25 旧421天狗谷出合 → 15:00 駐車地
三池岳の山秋谷をOSKの若手期待株、GT(♂)君とともに遡行してきた。

- CA3I0112.JPG (70.34 KiB) 閲覧された回数 4673 回
山秋谷は昨年秋にクロオさんが遡行したレポートをブログに載せていて気になっていた。今シーズンの沢はじめに是非と思っていたがそれは逃して今回の遡行となった。
GT(♂)君は、昨年の松谷洞遡行や先週の蛇谷に参加するなど沢にも積極的だがまだまだ経験不足の感が否めない。少しでも勉強になればと思い今回の個人山行に誘った。
R421に入り宇賀渓入口を越えて水晶キャンプ場近くの橋の袂に駐車。ちょっとした広場になっており東海自然歩道に下る踏み跡があった。
準備していて忘れ物に気付いた。カメラ、GPS、下山後の着替え。やれやれ。GPS、と着替えは諦めて、カメラは携帯電話を使う事にしよう。
東海自然歩道に下りてすぐにまるで廃墟のようになった水晶キャンプ場に出る。その先の吊り橋を渡って急登。朝一でのこの登りは少々辛い。
谷に下りると以前は橋が架かっていたのであろう道跡が対岸に見えて痛々しい。今は流れに下りて転石を拾い対岸に渡るようだ。我々はここから入渓。
ゴーロを進むと山抜けしたところがありガレと倒木が沢を塞いでいた。ここを右岸側から越えてわずかで谷が極端に細くなり蛇行したゴルジュとなる。
ゴルジュの奥には4mほどの滝がかかっていた。クロオさんのレポではリーダーが登りロープを出したそうだがもろい花崗岩の岩肌が危うそうでどうも登る気がしない。ゴルジュ手前に戻り左岸を巻いた。踏み跡もあった。

- CA3I0080.JPG (62.46 KiB) 閲覧された回数 4673 回
4mの上には8mの滝がかかっていたがこれもついでに巻く。その先には少し淵の深い溝状の滝。これは問題なく登り再びゴーロが続く沢を歩く。時折これはという滑や小滝が現れるが長くは続かない。
一つ目の二俣で小休止後右俣に進むと小滝や渕が連続して現れて楽しい。だがすぐに終わりまたゴーロ。数年前の大雨の影響だろうか、ゴーロが多い。
二つめの二俣を越えてからもゴーロが続く。ふっと出た開けたガレ場は、花崗岩の白、空の青、稜線の濃い緑が織りなす初夏の彩りがなんとも清々しい。

- P6080203.JPG (65 KiB) 閲覧された回数 4673 回
わずかに谷が細くなり小滝が幾つかかかる。そこを越えるとうんざりする程続く花崗岩のガレ。左右の山腹は下部が削り取られて土色が目立ち痛々しい。
斜度が増してくるとようやくガレがなくなり源頭部の様相を呈してくる。小滝を2つ、3つ越えてルンゼ状の沢筋を詰めていく。特に難しいところはなく僕は成り行きで途中から尾根筋に。GT(♂)君にはそのまま沢を詰めるよう指示して灌木をかき分け稜線にあがった。
一瞬どこにあがったのか分からなかったが近くに200m.ポストという東近江市山岳遭難対策協議会が立てたパネルがあり三池岳の北側ピークだと分かった。そこから踏み跡を辿りわずかで見晴らしのいい三池岳山頂。
前回登頂した時(確かめたらもう9年も前だった…)立っていた石柱は倒れていた。しかしその他の雰囲気は変わってないようだ。ここに荷物を降ろして三角点に向かうと5人パーティが休憩していた。
ヘルメットを被った僕達の姿を見て捜索隊かと思ったそうだ。釈迦ケ岳の不明者は未だ見つかっておらず(翌日10時過ぎに釈迦ケ岳中道から100m下部で発見された)そう思われるのも致し方がないのかもしれない。
山頂に戻りゆっくりと休憩。釈迦ケ岳までの尾根がいい感じに見える。また滋賀県側の山並みもすばらしい。しかし休憩のあまりの長さにGT(♂)君は手持ち無沙汰のようだった。

- CA3I0128.JPG (63.89 KiB) 閲覧された回数 4673 回
休憩中にも単独登山者やパーティが何組か山頂を訪れた。静かな山頂というイメージを持っていたがなかなか賑やかなところだ。
下降は昨年masaさん達が登った天狗谷。旧R421までと考えれば距離も短く楽々と下りていける…はずだった。しかし…
三池岳北側ピークからドロップ。急な沢筋が続き若干浮き石も多いが問題なく下る。
快調に下りていくと先が見えないところへ。覗くと上部がハングした40mほどの斜瀑。右岸の樹林を辿って中程まで下り懸垂下降。
下りたところは花崗岩の急なガレ場。ここを避け左岸の樹林を下る。下部には滑滝がありこれは問題なく下りた。その後に8m〜10mの滝が幾つか現れる。何れも巻いて下りた。中には分かっていれば巻かずにすんだものもあった。

- P6080231.JPG (73.49 KiB) 閲覧された回数 4673 回
次々に現れる大滝の巻きにげんなりしたところで最後の大滝。車道が下部に見えるのでこれさえ下りれば終わりだ。しかし下りられそうにない。
取り付きやすく見えた右岸から巻こうとしたが下りるところがない。懸垂をするにも少しロープが足りない。
しょうがないので更に登ってみる。いい巻きルートは見つからず更に上へ。途中急斜面のトラバースを試みるが先行きが不安なのでやめて更に上へ。すると尾根が細くなり風化した花崗岩のリッジになった。
幸いトラバースを試みた時にアンザイレンしたままなので確保してGT(♂)君に先に行ってもらう。何とか無事渡れて結局右岸尾根上に出た。ここまでの高巻きは今までの沢経験の中にない。
後は尾根筋を急下降。最後は岩崩れ留めのフェンスに出て車道に着地。やれやれの下りとなった。
最後に思わぬ大高巻きのアドベンチャーとなってしまったがGT(♂)君にはザイルを扱ういい機会になったのではないかと思う。これにめげずこれからもよろしく。