今季開幕戦のレポートは当日速報ででも報じなければ…と思っていた。
それは試合結果のいかんにかかわらず、翌日の朝刊に間に合わすゾ!くらいの強い思いであった。
それは翌日の昼前になっても変わらなかった。3日目の夕刻になっても同じだった。
1週間たち他のレポにレスしている時もますますその気だった。
が、気がついたらもうすぐ2週間…。とっくに賞味期限は切れてしまっていた。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
あかん、もうアップは諦めとこう。(-_-)
そうは思ったのだが、何といっても今季の山歩き開幕戦なのだ。店頭に並べられないままお蔵入りは忍びない。
歴史に痕跡を残すためにも、コッソリ俎上に上げさせてもらおう…ってことにしたのだった。
【 日 付 】2013年4月8日(月)
【 山 域 】両白山地/小白山
【メンバー】単独
【 天 候 】天気晴朗なれど風強し
【 ルート 】上在所大進橋5:35~杉山9:05~11:10小白山東尾根co1210m地点(ランチ、撤退)12:00~co1160m枝尾根13:10~・1033p手前14:00~15:40大進橋
春の爆弾低気圧は日曜日中には東へサヨナラのはず。で、満を持した今季の開幕戦は、入学式に合わせたわけではないが晴れマークの月曜日に設定した。これはもう。嵐が去った春のポカポカ陽気の中、スッキリクッキリ展望を楽しみながらの稜線歩きとピークハントが約束されていた…、はずだったのだ。ところが…。
イヤに寒いなあ。白鳥ICを出てR156沿いのコンビニ駐車場。時計を見れば3時半を回ったところ。外は昨夜の氷雨がちらほらの小雪に替わっている。どうやら春の嵐はとんでもないものを運んできたみたい…。
石徹白に向けて走る。檜峠が近づくとヘッドライトに路面の雪が白く光る。ノーマルタイヤに履き替えたばかりやのに…(@_@;)
凍結していないのが救いだ。慎重に走り、白山中居神社へ夜明け前に着いた。坂道を下って大進橋東詰のスペースに駐車。大杉方面へは除雪車が車止め替わりに道を塞いでいる。寡雪とはいえ、GW前までは通行止めなんだろう。
夜明けとともに雪は止み青空が広がる。が、風は相変わらずだ。ずっとこんな調子なら稜線は突風だろう。「次第に収まる」という天気予報を信じるしかない。

- 大進橋東詰の駐車広場は積雪10cm
- P4080092.jpg (45.32 KiB) 閲覧された回数 8941 回
大進橋を渡り、和田山牧場跡への林道を進む。さて、どこから取り付くんかな? 4年前だったかの山日和導師ととっちゃんの山行レポを読んできた。小白山谷の橋の手前から左の急斜面に取り付くとあったが詳細は分からない。堰堤が見えた手前から入ってみる。すでに足元は昨夜の新雪が30~40㎝。下部はヤブコギを覚悟していたが、逆にスノ―シューでの新雪ラッセルとなる。何度も落とし穴にはまりながら、標高差100m余の急斜面を1時間ほどで登りきると植林の台地へ出る。やれやれ。(@_@;)
新雪を被ったスギの間から朝の日差しが差し込む。シューはくるぶしあたりまで沈み込むがこの傾斜なら苦にならない。急斜面のシンドサから解放されて快適な林間散策だ。右手からの強風がなければ、もっといいんだけど…。(@_@;)
ここの台地を流れる水路を横切って小白山谷右岸の尾根に出るのが山日和ルートなんだが、そのつもりで歩いているはずが、あまりの快適さでしっかり失念してしまっている。GPSを覗いてみてビックリ! ・915を左にみて北西寄りに進むところなのに、まっすぐ杉山へ向かっているのだ。気付いたのはco940mあたり。北へトラバースすれば予定の尾根に取り付けそうだが、ここまで来たらこのまま杉山へ向かった方が近そうだ。
振り返ると対岸の白い峰々のラインダンスが素晴らしい。右端は大日岳。天狗~芦倉~丸山~銚子ヶ峰。もう少し上がると三ノ峰や別山も姿を見せてくれる。山座同定を山日和導師の独り占めにしておく手はない。せっかく出迎えてくれた峰ちゃんやタケちゃんの名前くらい覚えてあげんとねえ~。(^_-)

- 振り返って丸山方面の稜線
- P4080114.jpg (65.51 KiB) 閲覧された回数 8941 回
植林が切れブナに替わる。新雪に埋まりながら、喘ぎ喘ぎ稜線へ出ると野伏~小白山のパノラマがお出迎えだ。まだ9時半。せっかくだから杉山のピークを踏んで来ましょう。
しかし新雪を積んだこの稜線、雪庇やササヤブをクリアするのに思ったより難儀する。杉山のプレートを確認して、野伏~小白山のお姿を拝んだら引き返し、いよいよ本命の小白山への尾根に向かう。が、さすがに新雪の一人ラッセルはシンドイ。10時を回ると陽射しが雪を重くする。目の前には小白山への尾根が連なるが、あんなところまでとても行けるとは思えない。(@_@;)

- 杉山からの稜線はお化け杉があちこちに
- P4080148.jpg (72.89 KiB) 閲覧された回数 8941 回
今日は今季の開幕戦なんだが、ヒザの調子はまだ万全ではない。途中で帰れなくなったらどうしよう…。(-_-) 一度気弱になると、アカンタレ度合いがどんどん進行。モチベーションが一気に下降してしまう。
ここでひと踏ん張り、気合を入れる。まあ、様子を見ながらとにかく行ける所まで行ってみましょう。
吹きだまりはヒザまでシューが沈むかと思えば、風で雪が飛ばされた稜線北側は固い雪面。思ったより順調に進める。それでもラッセルの疲労で足は重い。
11時をリミットに設定。3つほどアップダウンを経て、予定の時刻になる。標高にして1200mあたり。右手にすぐ近く、野伏からの稜線が見えているが、標高差は400mもある。先はまだまだ。小白山本峰(南峰)は諦めて北峰から橋立峠へ回り込めば夕刻までには下山できそうだが、もうその気力はない。

- 小白山への尾根
- P4080174.jpg (57.44 KiB) 閲覧された回数 8941 回
風を避けて左の谷筋へ下りランチタイム。手ごろなブナの掘り炬燵を見つけてヒザ下ホールに足を突っ込み店開き。アワワは雪にズボっと突き刺す。ストーブに点火して、スープを入れたうどん鍋を掛ける。持参したトッピングの野菜もたっぷり。アゲさんも袋を切って乗せましょうね~♪ 生玉子は煮えてからでいいな…。
あれ? 火が消えてるワ…。アルミ鍋を持ち上げて底を覗くと汁がポタポタ! なんでやねん、穴開いてるやんか…(>_<)
ダシで濡れたバーナーをチェック。その時、横に置いた鍋がスルリと滑降して足元の雪の上に見事に着地だ。なんとかまだダシは残ってる。今なら間に合うぞ! 熱々鍋焼きうどんは諦めるとして、こぼれたうどんや具材を鍋に回収して冷製サラダうどんに変更。うんうん、結構イケる味だ。生き延びた生玉子も割入れてみる。お日様ポカポカでちょうどいいや(^_-)

- 冷製サラダうどんに変身~
- P4080160.jpg (56.59 KiB) 閲覧された回数 8941 回
予定の12時になり、さあ下山だ。時間はたっぷりある。バクダンが大掃除してくれたからか今日のお空はシースルー。大日岳から銚子ヶ峰への尾根、その奥に別山や三ノ峰。振り返った左側には小白山~野伏に続き日岸から願教寺の大パノラマを満喫できる。山の醍醐味は登るだけやないね。こんな光景を目にするとココロも洗われる。これも山岳信仰が生まれた理由の一つだろう。
帰路は杉山へは寄らず、大きなアガリコスギが何本か突っ立つco1160mから・1033pへの尾根を下ってみる。どうせ往路の植林台地へ出るのだが、こちらが当初予定の山日和ルートなのだ。
co1100mからの急斜面は右寄りにも下れそうだが、左寄りに尾根伝いに下ることにしてアイゼンに履き替える。あっという間に平坦な鞍部へ。ここからは西寄りに広い植林の中を進む。水路を何回か横切り、右手に・915の尾根が見えだすと最後の急下りはもうすぐだ。と思っていたら最後の水路が渡れない。谷が深くなりすぎたのだ。あ~あ(-。-)y-゜゜゜
引き返して渡渉地点を探す。平坦地なので登り返しは苦にならない。すぐに渡渉可能地点を見つけ対岸へ。こんな時もGPSは頼りになる。もうすぐ往路のトレースが現われそうかな? あったあった! さすがにもう融けかけてはいるがシューの跡が伸びている。けれに従って下るのもいいけど、もっといいルート取りはないかな? 最後の急斜面はどこもキツそうだ。往路より右手に回ってみる。もう雪がズボズボでヤブに足を取られて歩きにくいけどズリズリと降りていく。
林道に出たところはちょうど大進橋西詰の林道分岐地点だ。ここから取り付いてもよかったんや。
駐車場所には隣りに富山ナンバーの車が1台。周辺の雪はウソのようになくなっている。いい時刻だ。山頂まで行ってたら下山は日没間近、あるいは闇下、ヘタを打ったらビバークだったかも。
開幕戦は7回コールド負けってところでしょうか。でも焦ることはない。コンディションのいい時にリベンジすればいいのだ。
満天の湯は今回も素通りで帰路を急ぐ。満点を取れるんはいつになるやろ…(~o~)
~biwaco