
- アカヤシオはもう満開
たろーさんから沢開きのお知らせ。前日の土曜日はわりばしさんとヌタハラ谷に行く予定になっているんだけど、日曜日はあいている。もちろん即OKの返事を出す。わりばしさんに聞いたら行くという返事なので、4人のコラボ沢行となった。行先は石ぐれ峠に通じる旧国道421号線周辺の谷だ。昨年末にたろーさんの沢仲間であるIさんが行っている。
【 日 付 】2013年4月14日(日)
【 山 域 】鈴鹿・竜ヶ岳付近
【メンバー】わりばし、たろー、えっちゃん、シュークリーム
【 天 候 】晴れのちうす曇り
【 ルート 】 旧国道421号線駐車地 8:00 --- アイノ谷 --- 8:30 カニクチ谷 --- 10:20 県境稜線 --- 11:10 長谷 --- 14:00 ソウスケ谷出会 14:30 --- ソウスケ谷 --- 15:40 砂山 --- 16:20 旧国道421号線 --- 16:35 駐車地
朝6時にわりばし号で出発、前を走る車をごぼう抜きして7時には宇賀渓に着いた。旧国道421号線入り口にはすでにえっちゃんが着いていた。えっちゃんとは昨年夏の鈴ハイの愛知川以来だ。こんなに嬉しそうな顔をして山歩きをする人を私はこれまで見たことがない。よっぽど山歩きが好きなんだろうね。しばらくしてたろー号も到着。3台で駐車地に移動する。
アイノ谷の入り口は全く見栄えのしない所。よくこんな沢に入ろうと思ったなと感心してしまう。それでも直登できる滝をいくつか稼ぎながら、再び旧国道に出る。しばらく国道を歩いてガードレールの切れ目からカニクチ谷に降りる。
降りたところは白い花崗岩の石でできた明るい谷。歩き始めるとすぐに、直登できる楽しそうな滝がいくつも出てくる。小ゴルジュの滝はえっちゃんが右側の壁を果敢にへつる。落ちるとずぶぬれになるんだけど、一見手掛かりも足がかりも無さそうな壁を軽業師のように通り抜け、滝上に上がってしまった。それを見ていた男3人はドボンするのがいやでだれも続こうとせず無難に右岸を巻いて登る。

- へつりに果敢に挑むえっちゃん
それからも気持ちいいナメや直登できる滝が続き、楽しい沢歩きになる。昨日の疲れはいつの間にかどこかに行ってしまった。それにしてもたろーさんとえっちゃんはやっぱほんまもんの沢ノボラ~だ。沢初めだというのにすでにエンジン全開で滝登りに興じている。
カニクチ谷の上部は長いナメ状の斜滝。気持よく直登できる。その後は水流もなくなり、山抜けの跡と思われるがれ場は落石地獄。ラク~、ラク~の声が急斜面の谷に響きわたる。最後は壁に行く手を阻まれ、小尾根に逃げるがそこはシャクナゲ地獄だった。シャクナゲの枝をかき分けながらモンキークライムでなんとか県境稜線に抜ける。
県境稜線は鈴鹿の縦走路になっており、別世界だった。春山のハイキングに来た人々に混じってガチャをぶら下げたヘルメット姿の4人組はいかにも異様だ。P792の手前を右折し長谷に降りる。ここの源頭部は穏やかでカニクチ谷の源頭部とはえらい違いだ。歩きやすい谷を快適に下降していくとあっという間に旧国道にでた。
国道を横断した先には高さ20mほどの垂直なコンクリート壁が。周りも急斜面で降りられそうにないので、懸垂下降することにする。30mロープ2本をつなぎ降りる。最初えっちゃんが降り、2番目はわりばしさんだ。顔を見るとかなり緊張気味。日頃剛胆そうなわりばしさんもやっぱり怖いものと見える。たろーさんが大事を取ってブルージックで補助をとる。「やっぱり沢はいいですね〜」とたろーさんがにんまり。そうだ、やっぱり沢は楽しい。

- わりばしさん懸垂に挑む
その下も岩壁になっているのだが、切れ落ちていて下が見えない。えっちゃんが引き続き切り込み隊長で先に降りる。なんとか降りられたようだ。次にわりばしさん、そして私。思った通り、下はオーバーハング気味の切り立った壁になっていた。何を隠そう(もう知れ渡っているかもしれないが)私は懸垂下降フェチなのだ。とくにオーバーハングした壁の空中下降はアドレナミンがでっぱなしになるくらい好きだ。至福のときがすぎて下に降りるとロープがぎりぎりの長さだった(というか、ちょっと足りなかった)。下手をするとえっちゃんが宙づりになるところだった。危ない危ない。

- たろーさんの懸垂下降
その後も所々ロープを出しながら降りていく。ソウスケ谷の出会いで昼食にする。時計を見るともう2時だ。あまりに楽しくてみんな時間の経過を忘れていたようだ。昼食時間中はわりばしさんの歴史談義。この付近の鉱山にまつわる種々の話を聞かせてもらう。
このまま下降すると駐車地近くにでるのだが、ここをまたソウスケ谷の右俣に入り遡行が始まる。こうなるともうほとんど病気に近い。入り口はおもしろそうに見えなかったのだが、入ってみると手頃な滝が続き、これも面白い谷だ。難しいところはたろーさんがトップでローブを引いて登る。最後のちょいムズの滝は私がトップをつとめ、花を持たせてもらった。

- トップを行くたろーさん
砂山の稜線に上がるとそこはアカヤシオの花園だった。アカヤシオやミツバツツジを楽しみながら登山道を下る。4時半頃、駐車地着。今日もめいっぱい遊ばせてもらった。帰りの車中ではわりばしさんの歴史談義が続く。話題の豊富な人だ。
たろーさん、えっちゃんありがとうございました。今年も一緒に沢登りに行きましょう。わりばしさん、2日間つきあっていただきありがとうございました。きっと沢の楽しさに目覚めたことと思います。今年はなるべく単独の沢登りは避けようと思っていますので、良かったらまたつきあってください。やっぱ沢は楽し〜(^_^)