ふ~さん、おはようございます。
> 早朝の八草トンネル東口。北尾根末端に取り付いた。急登の雪の斜面がカリッと凍りついている。アイゼンを履
> かなかったのをちょっぴり後悔。
八草トンネルの東口の入口はほんのちょっとだけ除雪してあって、 ここに駐車することができましたね。もう一台は
トンネル西口にデポしました。 最初から急登になるのは、 去年の矢問さんのレポを読んではいたのですが、まあア
イゼンなしでも登れるだろうと思い、そのまま登り始めました。ふ~さんは、先頭でサクサクと登っていくので、後から
追いかける私は固い雪面から滑り落ちるのではないかと、 内心ヒヤヒヤしながらの登行でした。ピッケルがあればよ
かったのですが(アイゼン装着ならもっとよかった)、 ストックを突き刺し、足で蹴り込んで、何とか滑落せずに登り切
りました。まず第一関門は突破できました。
> 尾根に乗って快調に高度を上げる。斜めに差す陽光が木々の影を白い雪面に長く写している。振り返る土蔵岳~
> 大ダワの稜線が次第に沈み込むにつれ、徐々に高度感が出てくる。
尾根に乗ってしまうと、余裕が出てきました。最初はちょっとヤブっぽいところもありましたが、すぐに雪面になったので
スノーシューを早々と装着しました。P849あたりはブナ林になっていて、ちょっといい感じです。樹間の向こうに、早くも金
糞岳の本峰が白く光っていました。
> やせたヤブ尾根があり、 なだめたりすかしたりしながら通過。 再び雪原歩きになる。先行するのは寄り添うように歩く
> 仲睦まじいアイゼン跡。それが何と、矢問さんとMickeyさんの前日のトレースであることが後にわかった。
第二関門は痩せたヤブ尾根でした。これも矢問さんのレポにあったとおり。スノーシューを履いたままでは、結構手こ
ずりましたね。後から思えば、少し右手の斜面に逃げたら楽だったのではないかと思います。 ここを通過すると、眺望
が出てきて、蕎麦粒山から小津権現山までの山々が飛び込んできました。 雪面はなだらかになり、そこに前日のもの
と思われるトレース2つがありました。これから先は、このトレースを辿るように登っていきました。

- 蕎麦粒山と白山、能郷白山

- 昨日のものと思われる2つのトレースが続いている
> 先週に引き続き、展望はハイグレードである。なにしろ、雲一つない晴天なのだ。トガス、蕎麦粒、小蕎麦粒、五蛇池、
> アラクラ、黒津、天狗、湧谷。雷倉、花房、小津権現・・・
そうです。そうです。この日は、一日晴天が約束されたような日でしたね。黄砂もPM2.5も関係ないような晴天に恵ま
れたことに感謝しながら登りました。 また山座同定をしながらの登りは楽しいもので、先が長いコースであるにもかか
わらず、しんどさがありませんでしたね。

- 天狗山、雷倉、花房山、小津権現山と並ぶ
> 再び目を北に転ずれば、高丸がにょきっとせり上がってきた。烏帽子、三周、三国、左千方、上谷、野坂の山並み・・・
> さらには笹ヶ峰や金草岳、部子山、能郷白山。一際白い白山、別山、北アルプス、乗鞍、御岳。さらには中央アルプ
> スや恵那山。これだから山登りはやめられない。
高度を上げるにつれて、たくさんの山々の姿が見えるようになります。昨日登った三周ヶ岳も雄姿を見せてくれてい
ます。白山と別山が蕎麦粒山の左に並んでいます。最初のうちは、蕎麦粒山の尖った高さが目立っていましたが、高
度を増すにつれて、その高さが隠れてしまうのです。金糞岳山頂付近では完全に飲み込まれた感じでした。
> 幸せ気分で北尾根を歩いて倉谷山(981.6)を通過。川上三角点(1277.2)を望む場所は雪の回廊となっている。こ
> のあたりは雪上漫遊だ。蒼穹に登り詰める快感。いつまでも包まれていたい心地よい時間感覚を堪能。西に延び
> る花房尾にアクセントを添える白倉岳がつんとして美形だ。
2つの四等三角点の間はまさに稜線漫歩でした。時間があれば、もっとゆっくりゆっくりと歩いてみたいと思うところ
ですね。keikokuさんがどんどんと先に行ってしまうので、後追いしながらも、たくさん写真を撮っていたところです。
山頂手前では西側に白倉の頭に続く尾根、そして下山に使う県境稜線も見えていました。
> 金糞岳の山頂に立つ。達成感が胸の内からこみ上げる。カナ山へと続く長大な尾根の向こうに伊吹山と霊仙山。
> 奥伊吹スキー場が貝月山とブンゲンを従えて立っている。四囲の白銀に彩られた山々の祝福を受ける感慨。蒼い
> 空に一筋の飛行機雲がすーっと伸びていく。地球の大きなキャンバスに想像も及ばぬ芸術が花開いた。
金糞岳山頂に立つのは昨年4/28以来です。今回の目的の半分が達成できました。やはり山頂からの眺めは格別
です。360度ぐるりと遮るもののないパノラマが広がっています。青空と白い雪面とのコントラストが眩しい。飛行機が
上空をいくつも飛び交っています。このような晴天の日だからこそわかることなんでしょうね。
> ひとしきり歓談してから白倉岳とのコルに降りる。鬼の登り返しに耐えて白倉岳の北東端へ。白倉岳の山頂を踏ん
> で金糞岳を振り返るにつけ、立ち去りがたい気分がこみ上げる。
山頂ではランチタイムは40分という比較的短い?滞在時間でしたか。もっとゆっくりしていたかったけれど、後半戦
の様子がまだわからないので早めの行動になりました。闇下にならないようにと。白倉の頭とのコルは白倉峠と呼ば
れているらしい。ここからの登り返しは結構きついが、距離が短いので、そう苦にはならないです。白倉の頭から金糞
岳を振り返るとずんぐりむっくりした大きな図体です。

- 白倉峠(鞍部)からの鬼の登り返し
> 疲れ始めた足を前へ前へと急かして1161分岐へ。ここから北へと延びる長い尾根が我々の下山ルートとなる。林
> 道に蹂躙された尾根ではあるが、地形を俯瞰してみる限り、達成感は約束されそうだ。植林っぽいのは須亦川側
> だけであり、稜線通しに歩く分にはそれなりの雪尾根歩きが保証されそう。
県境稜線は、白倉の頭から少し下がったところのP1161からです。ここの分岐を間違えないように確認して下ります。
眺めると稜線の腹を林道が走っているのがわかります。雪面は続いているので、小さなアップダウンを繰り返しながら
次第に高度を下げていきます。ブナ林の中を通過したり、前方に越美稜線の山々の姿を眺めながらの歩きです。
> さらに高度を落とす。890m等高線付近では、薮を避けて一旦林道歩きを迫られる。林道が尾根線から離れるのを
> 嫌って再び尾根筋を通す。そうこうするうち、八草峠の地蔵さまの裏手に飛び出した。ほっとひと息だ。雪を割って
> 峠を告げる石碑が顔を出している。
高度を下げていくと、やはり所々にヤブが出てきましたね。これはやむを得ないことです。少しのやぶこぎをする
ことになりましたが、さほどの苦労はなく、あっという間に八草峠に下りてきたという感じです。この峠のお地蔵様は
等身大とでかいです。そして、この峠から蕎麦粒山の尖った姿を見ることができました。

- 八草峠から蕎麦粒山を望む
> ここからしばらくは林道歩きとなるが、林道が最短ルートを放棄する地点で尾根筋に復帰。・661から・485への尾根
> をつないでいくが、薮やら不安定な急坂やらの結構な難路。・481からは三人でルートを検討し直した結果、林道を
> 忠実に辿ることにした。杉野川上流の瀬音とミソサザイの鳴き声に和みながら、快哉を叫んだ山行を反芻して歩く。
当初は八草峠からさらに県境稜線を北上し、トンネル上部から尾根伝いに下ろうと思っていましたが、雪が少な
くなりヤブになっていることからやめて、確実な林道歩きに方向転換しました。途中で尾根に復帰してショートカッ
トしたけれど、最後の方は雪にずぼっとはまり込んで歩きにくかったですね。ショートカットして出た林道のP481か
らさらにショートカットすると、最後は渡渉をしなければならず、どの程度の渡渉かの予測がつかなかったので、安
全策の林道歩きを選択しました。
> それにしても、昨日kitayamaさんは三周ヶ岳だったし、keikokuさんは鈴鹿の竜ヶ岳でウォーミングアップだった。
> 全くよく歩けるもんだ。皆さん、まさに鉄人揃い。最後にちょっとしたアクシデントはあったものの、爽快感と痛快感
> に満たされた一日を握手で締めくくる。
連日の山行になりましたが、思ったよりも短い感じがしました。最後の林道歩きは避けたかったですがね。ちょっと
したアクシデント(デジカメ破損)はご愛敬ですね。