【日 付】 2013年1月13日(日)
【天 候】 晴れ後曇り
【山 域】 奥美濃
【メンバー】 N野氏、kitayama-walk
【コース】 夜叉龍神社-P788-▲大ダワ-P1026-土蔵岳-展望ピーク-▲猫ヶ洞-展望ピーク-土蔵岳-P885-旧国道出合-夜叉龍神社
http://kitayamawa.exblog.jp/19688300/
昨シーズンから積雪期に湖北から奥美濃方面を攻めるようになったが、計画していた山行でいけなかった山があった。それが土蔵岳(1008m)
&猫ヶ洞(1065.4m)であった。この2つのピークはいずれも滋賀県と岐阜県の県境にあって、隣り合っているのでセットにして登れる山であるが、
ヤブ山なので登山道はなく、積雪期にしか登れない奥美濃特有の山でもある。滋賀県から岐阜県へ通じるR303の八草峠は、今は八草トンネル
が開通していて、冬期も通行できるようになっている。県境の八草峠から県境沿いに北上したところに土蔵岳はある。 さらに県境尾根を三国岳
方面に北上すれば猫ヶ洞(三ッ叉)に到達する。アプローチとしては、滋賀県側からと岐阜県側からと2通りあるが、ネット情報などを参考にする
と、岐阜県側から大ダワ経由でのアプローチがよさそうだ。夜叉龍神社に車を駐めて大ダワに登り、尾根伝いに土蔵岳に到達し、県境稜線を北
上して猫ヶ洞までピストンし、下山は土蔵岳の南尾根からP885を経て旧国道に下るという周回コースを設定した。

- GPS軌跡図
3連休前に山中間のN野氏から、連休中にどこか山に行きませんかとのお誘いがあった。私としては、初日は仕事があり、3日目は天気予報が
悪そうだったので、中日の13日(日曜)に山に行くことに決めた。さて、どこに行くか。 N野氏からは行き先はお任せするとのことだったので、あれ
これ思案した結果、昨シーズン計画したものの、実行できなかった土蔵岳&猫ヶ洞にスノーシュー山行することにした。
午前6時京都を出発し、京都東ICから名神に乗り、米原JCTで北陸道に入り、木之本ICで降りて、R303で岐阜方面に向かう。途中で横山岳の登
山口の入口を通過し、八草トンネル、川上トンネルを抜けると、夜叉ヶ池に向かう林道分岐で左に入ると、すぐに夜叉龍神社があった。夜叉龍神
社の駐車場に車を駐めさせてもらうことにした(もっとも車は1台も駐まっていなかった)。身支度を整えて8:05に出発する。神社の裏手に回ると、
雪にズボッズボッと足がはまる。右手にイビデン川上発電所を見ながら、左手の山腹に取り付く。山腹にも雪が貼りついていて、足がはまるので
最初からスノーシューを履くことにした。さすがにスノーシューをつけると雪にはまらないので、ガシガシと登れる。また灌木があるので、これを避
けながら急登を登っていく。
尾根に出てくると、傾斜が緩くなって歩きやすくなってきた。尾根にはトレースはなく、あるのは鹿や兎などの動物の足跡だけだ。次第に高度を
上げていくと、後方には湧谷山(1079.7m)、右手後方にはトガス(戸粕1076.8m)と蕎麦粒山(1296.7m)が見えてくる。 その中で、蕎麦粒山は、
「奥美濃の槍ヶ岳」と呼ばれるように尖った山容が目立つ。今日の山行は一日中、この目立つ蕎麦粒山を眺めて歩くことになる。やがて尾根は
右に大きくカーブしていくが、そのあたりから少しヤブがうるさくなってきた。しかし、小ヤブ程度なので、かき分けて進むことにそう難儀するわけ
ではない。青空が広がり太陽の光を燦々と浴びながら、汗をかいて登るのは快感である。 やがて通過ポイントのP788を確認し、前方の小ピー
クに向かって登っていく。この小ピークで方向を左に変え、緩やかに登っていく。振り返ると、高度が上がっているため、蕎麦粒山の尖った山容
がはっきりと見えてきた。まさに「奥美濃の槍ヶ岳」の呼称がふさわしい。昨年10月に苦労難儀でして、あの鋭鋒に登ったのだ。そのとき下った
西尾根が白く光っている。また残雪期に西尾根を登ってみたいものだ。

- 「奥美濃の槍ヶ岳」と呼ばれる蕎麦粒山
尾根が右にカーブしてくると、再び傾斜が急になる。大ダワのある台地(稜線)までの急登であるが、足取りは軽やかである。
すでに高度は1000mを越えており、周囲の山々がよく見えている。東方向には、蕎麦粒山、五蛇池山、黒津山、天狗山、権現山、湧谷山と並ん
でいて、いい感じだ。やがて台地に乗ると、広々としたところだ。今は雪に覆われているので、 大ダワ(三角点)の位置がよくわからない。GPSを
頼りに探し当てる。台地の端っこにある樹木の山名プレートが架かっていた。南には金糞岳と白倉岳が大きな山体を光らせている。金糞岳にも
北尾根から一度登ってみたいと思う。金糞岳の左遠くに薄く伊吹山が見える。大ダワは1076.6m、土蔵岳は1008mなので、あまり標高差のない
尾根を歩くことになる。尾根の南端付近を歩くと、左手に金糞岳などの山々を眺めることができて快適だ。P1026のエスケープルート(下山)分岐
を越えても、まだまだブナの林が続いている。GPSで確認しながら進まないと、気づかず土蔵岳を通過してしまいそうだ。やがて、 土蔵岳にやっ
てきた。やはりここは単なる通過点の感じでしかない。ブナの木に山名プレートが架かっているのを見て、ここが土蔵岳と確認した。もちろんGPS
の表示とも合っていた。

- 蕎麦粒山、五蛇池山、黒津山、天狗山、権現山、湧谷山と並ん
でいる
時刻はまだ11:20である。土蔵岳でランチタイムはちょっと展望に欠けるので寂しい。もう少し頑張って猫ヶ洞まで行くことにした。尾根は北西の
方向を変えている。右手の樹間に白い山が見えている。これは烏帽子岳と高丸であろう。土蔵岳からは一旦下りになっているが、このあたりは
北斜面なので雪がふかふかで気持ちがよい。鞍部から登り返した小ピークは樹木がなく、展望ピークになっていた。高丸(左)と烏帽子岳が白く
目立っている。ここでランチにすべく、取りあえず指呼の距離の猫ヶ洞まで空身でピストンすることにした。展望ピークから再びを鞍部に下り、 さ
らにブナ林の中を登り返していく。尾根が左にカーブしていき、次の小ピークで右に進路を変えると、東に蕎麦粒山、天狗山、湧谷山、 さらに能
郷白山の姿も見えてくる。 やがて小さな雪庇を越えると猫ヶ洞に到達した。 雰囲気としては妙理山に似た感じがする。5分ほどの滞在で先ほど
の展望ピークまで戻ってランチタイムにした。ランチはコンビニで買ってきたちゃんこ鍋だ。 寒いときはカップ麺よりも、コッヘルでぐつぐつ煮る鍋
が温まっていい。もちろんビールも忘れない。 周囲を見回すと、南に金糞岳、西には横山岳の眺望もあった。40分ほどのランチタイムを過ごし、
いよいよ下山にかかる。

- 展望ピークからの眺望

- 猫ヶ洞(正面)に向かう
まずは土蔵岳まで戻る。土蔵岳からは県境尾根を南下するが、すぐに尾根が左右に二分している。県境尾根は右手に行くが、めざすは左手の
尾根だ。GPSで確認して間違えないようにする。歩く尾根にはテープがつけられていた。 やはりこの尾根も歩く人がいるのだ。 ずっと下りとばかり
思っていたが、少し登り返すところもあって、なかなか難しい。しかし、左手には展望が開け、蕎麦粒山から黒津山、湧谷山、天狗山などが一望で
きる。また振り返ると、大ダワから土蔵岳までに稜線が確認できる。やがて通過ポイントP885にやってきた。 ここには幹が二俣に分かれたブナの
木があり、目印になっている。ブナの木の向こう側にも展望があり、金糞岳が大きい。P885からは下り一方になる。どんどんと下っていったが、最
後の着地点に失敗した。少し右に寄りすぎていて、旧国道の擁壁の上に出てしまったのだ。右手に現在の国道が見えていたので、右に少し歩い
て擁壁のないところで旧国道に着地した。旧国道は雪に埋まっていたため、スノーシューを履いて歩く。途中で土砂崩れのため国道が埋まってい
るところがあったが、これを乗り越え、40分ばかり歩いて夜叉龍神社の駐車地まで戻ることができた。
<コースタイム>
8:05夜叉龍神社 9:25P788 10:20大ダワ10:40 11:20土蔵岳 11:35展望ピーク 12:05猫ヶ洞 12:25展望ピーク(昼食)13:05 13:15土蔵岳
14:05P885 14:45旧国道出合 15:40夜叉龍神社